ギターのフェイズアウトといえば、中低域が極端に削られた音とか蚊の鳴くような音とか一般には説明されており、代表的には
ブライアン・メイ Brian May
で有名なサウンドとかいわれますが、実際そういった音を出すギターを扱ってみないとわからない。
ムスタング (MUSTANG)を使うとか。
いちおうフェイズアウトについて説明すると、2つのピックアップ(あるいはコイル)の位相をそれぞれ逆にすることにより、音がプラスとマイナスでうち消し合うため、音が小さくなる一方、特殊なイコライジング効果が得られるというもの。具体的には上記のような音。
ということで、手持ちの特に使用していないストラトを改造してみました。といってもセンターのピックアップのホットとコールドを逆に付け替えただけなんですが。具体的には、ピックアップセレクターに接続しているコードをアースに、アースになっているコードをピックアップセレクターに接続するということ。非常に簡単。
ちなみに、改造したストラトはブリッジ側ピックアップをハンバッカーに換装してありますが、もともとはごく一般的なストラトで、センターのシングルピックアップから出ているコードのコールド側は、ただのバラ線となっています。
さて、無事改造してどういう音がするかというと、まず、フェイズアウトするのは予定通りセンターとリアまたはフロントとのハーフポジションのみで、他のポジション(つまり各ピックアップ単体)には影響なし。で、フェイズアウトしたサウンドは、一言でいえば、ワウをアップにした感じの音。中低域はかなり削られているが、思ったほど小さい音ではないため、わりと使える。特に、ブリッジ側ハンバッカーとのミックスがいい。エフェクターのプリセットでブーミーに感じたものに通すと、自分にとってはノーマルポジションよりも使える音になった。
新たにスイッチを付けることのない今回の簡単な改造では、当然ハーフトーンは消えますが、ハーフトーンを使わないのなら(個人的には滅多に使わない)やってみるのもおもしろいでしょう。ただ、ピックアップ同士の相性もあると思われるので、結果は保証できませんが。